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ファシリテーション文具案内

文具好きのファシリテーターがツールについてあれこれと。

Graphic Recorder Network 2017年の描き初め会に行ってきました

グラフィックレコーディング

去る1月14日、グラフィックレコーディング実践者のコミュニティ「Graphic Recorder Network」の年頭イベント「描き初め会」に、小雪ちらつく東京まで行ってまいりました。

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この日集まったのは20数名。メンバーとはオンラインでの交流やイベントで一緒に描く機会もありますが、あまりじっくりお話しする時間はとれないもの。それぞれの価値観や問題意識、はたまたこれから取り組みたいことなどをシェアすることができ、飛んでいった甲斐がある午後のひと時でした。懇親会も出たかったんですけど、深夜の高速バスや新幹線では大雪の関ヶ原を越えられないような気がして泣く泣く早めに帰ってきました。日本でのグラフィックレコーディング(あるいは、絵が多めのファシリテーショングラフィック)はポジティブなこともネガティブなことも課題をたくさん抱えているので、もっと議論を深めたかった......。

と、まあいろいろ思うところはありますが、当ブログは「ファシリテーション文具」のブログです。ともすれば「マインド大事!」を強調しすぎて初心者参入のハードルが高くなりがちな(グラフィックに限らず)ファシリテーション界隈に、とるに足りない即物的な情報をもって殴り込みをかけようとするブログです。*1そういった「スキル」「ツール」に関するお悩みやTipsをお話することができたのも、この日の収穫でした。

Graphic Recorder Networkは「描く人」「描かないけどグラフィックレコーディングを活用したい人」にとって有用なナレッジを共有する場でもありたいと考えているので、私もぜひ文具周りで協力したいですねえ。まずは「Neulandを取り寄せるための予備知識」あたりでしょうか。ほんとにみんな(私も含め)Neuland見るとテンション上がりますね笑。

facigraworks.hatenablog.com

 これはキャンセルしたときの記事。2回購入+1回キャンセルしてみたら、なんとなく分かりましたので、購入したときの詳細をのちほど。

ところで、これは当日みんなの発表を順番に描いていったものです。下の写真のように、わいわい描いていったりしてね。

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(一部の写真はえほんやくさんよりご提供いただきました)

グラフィックする人ってなんでこんなに即興で合作しちゃえるんだろう。どちらかというとおとなしい方が多い印象もあるのですが、紙を目の前にするといたずらっ子(関西弁でいう「いちびり」?)になる人が多いような……。面白い傾向ですね。面白がりな方、グラフィックレコーディングにチャレンジしてみませんか?

*1:いや、マインドやBeingはもちろん大事なんですけど、形から入ることもまた同様に重要と思っているのですよ。

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ホワイトボードマーカーはどのぐらいカラフルであるべきか:Neulandのホワイトボードマーカー13色

ホワイトボード マーカー 文具 ファシリテーショングラフィック

身近な会議室に備え付けられているホワイトボードマーカーの色バリエーションはどのくらいでしょうか。
だいたいは、黒・赤・青の3色でしょうか。もしかすると、3色あるって優秀なほうかもしれませんね。黒と赤だけとか、場合によっては黒と青だけなんてこともあってこれは意味がよくわからない。

日本国内でふつうに流通しているホワイトボードマーカーは黒・赤・青・緑・橙の5色。パイロットのマーカーでこの5色が揃っているので、どこでもわりあい入手しやすいと思います。逆に「パイロットしかこの品揃えをしていない」ともいえるのですが……。国内メーカーでオレンジがあるのは、あとはキットパスくらいじゃないかなあ。キットパスはちょっと特殊ですよね。

facigraworks.hatenablog.com

 多くの国内メーカーは黒・赤・青(あと、あって緑)というラインナップなので、まあ3〜4色あれば事足りるという考え方なのかもしれません。

そういえば、先日「スタイルフィット」に入れる5色を一所懸命考えたら結局ボードマスターの配色になったので、必要十分な気がしますね。

https://www.instagram.com/p/BO6zbfWgLuu/

打ち合わせ用にひさびさ、スタイルフィットを引っ張り出してリフィル購入。この色合いはホワイトボードマーカー笑#文房具 #stationery #スタイルフィット #三菱鉛筆 #stylefit #uni #ホワイトボードマーカー の色には #理由がある よね#黒じゃなくて #ブルーブラック ですが

世界に目を向けると、ホワイトボードはもう少しカラフルなようです。

例えば、以前ご紹介したステッドラーのホワイトボードマーカーは、基本5色に加えて紫もセットになっています。

facigraworks.hatenablog.com

 先だって訪れたマレーシアでは、なんとシヤチハタの紫とピンクも発見しました。

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この色、国内では売られていないんですよねえ……。

facigraworks.hatenablog.com

 なんとなく、世界はもっとカラフル。

ならば、というわけで、カラフルなファシグラマーカーの最高峰・ドイツのNeulandからホワイトボードマーカーを購入いたしました。

global.neuland.com

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じゃーん。なんと13色。

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とってもカラフルでテンションあがる! のですが、写真内のボードにも書いているように字としての視認性が「それはどうなの」って色もありますね。特筆すべきは青系のバリエーションでしょうか。なんとなく、このこだわりがヨーロッパっぽい気がします(万年筆からの思い込み)。

先日は看板を描いてみました。

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うん、やっぱりイラスト向きということでしょうか。ちなみにこの看板、Instagramのアイコンが好評でしたが、実は国内で買えるマーカーだけでも再現可能なんですよね……笑

ただ、このホワイトボードマーカーは現在リフィルインクの取り扱いがありません。友人情報では、このインクがEU規準に合わなくなったとかで現在仕様変更中なのだそうです。仕様変更になった際には現在の本体は使えなくなるはずですので、購入を考えている方はもう少し待つ方がよいかと思います。

で、結論ですけどね、

今夜も生でさだまさし」のホワイトボードって、5色だけで描かれてるんですよ。普通のホワイトボードマーカーだけで、あのクオリティなわけですよ。

www4.nhk.or.jp

ホワイトボードマーカーって、インクの消費も激しいし……国産で充分です! とここでは申し上げておきます。

 ↓ 5色どうぞ。

 

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【書評】『ふせんの技100』

文具 紙モノ 書評

手帳評論家の舘神龍彦氏は以前「手帳王子」と名乗っていらしたと思うのですが、気がついたら「(人呼んで)ふせん大王」に即位してらっしゃいました。しかも奥付のプロフィールは「ふせん評論家・手帳評論家」になってるよ。

そんな舘神さんの新刊が『ふせんの技100』。さまざまな種類の付箋を取り上げ、ベーシックな使い方から「その発想はなかった!」というアイデアまで100連発で紹介する本です。これは、自称・ファシリテーション文具エバンジェリストはチェックせねばなりません。 

ふせんの技100 (エイムック 3484)

ふせんの技100 (エイムック 3484)

 

本書は3つの章に分かれていますが、まず第1章を「発想と関係を生み出す」と題してファシリテーション的な使い方を多く紹介しているのに好感が持てます。アイデアを書き出しグルーピングする方法(一般的な75×25mmの付箋や、ポスト・イット強粘着ノート アイデアパックを紹介)や、会議テーブル上で議事録をとる方法としてイーゼルパッドが紹介されています。余談ですが、備品置き場にずーっとあって、みんな「海外から取り寄せた物」と信じていた「正六角形の付箋」は国産だ! Amazonで買える! と分かったのは大収穫。

こんなのです。アイデア広がりそうでしょう。

正六角形の付箋(ふせん) アイデアを見える化

正六角形の付箋(ふせん) アイデアを見える化

 

 しかし、100連発で紹介されている「ふせんの技」とはいえ、その中でファシリテーション的な用途で紹介されているのは実際のところ10あるかないか。用途の評価軸でも「みんなで」ってマークされているのは少ないんですよねえ。

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「正六角形の付箋」でさえ「自分で」=一人で使う物とされている(p.16より引用)。

もちろん、個人の動きから物事を進めて行ければファシリテーションではありますが、いまのところ付箋はパーソナル文具という性格が強いのかなあと思わざるを得ません。

まあ、ファシリテーションにとって文具などしょせんツールの1つに過ぎず、少ない種類で応用が利く方が便利ですからそんなにバリエーションは必要ないかもしれません。でも。せっかく付箋と筆記具との相性について1ページ割いているのだから、細字のペンだけではなく、マーカーについてひとことあってもよいのでは! と思うのですよ。(ここは、私が宣伝頑張れということか。笑)

総評

大好きな付箋の本! ということでついつい足りないと思うところも目についてしまうわけですが、おそらくこの本の想定する読者は「手帳術好きな人」「日々をなんとかしたい人」が多いのではないかと思います。読者の多くは(この本のおおかたがそうであるように)おそらく付箋をパーソナル文具としてとらえているのではないかと思いますが、きっとファシリテーション的な使い方も想定読者の日々をなんとかする、よりよくすることにつながるはず。そんな方々に「アイディアパック」とか「イーゼルパッド」の存在が伝われば、当ブログはとてもうれしいです。

著者が唱える「書くべし・はがすべし・そして貼るべし」。これはいい言葉ですね。一人でも、大勢でも、どんどん使っちゃいましょう!

 ↓「"みんなで"ふせん」の定番品!

 

 

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