ファシリテーション文具案内

文具好きのファシリテーターがツールについてあれこれと。

切る文具もファシリテーションの現場にひとつ持っておこう!

外国のグラフィックファシリテーターの文具談義に触れる機会がありました。多くを占めるアメリカベースの方にはカッターなどの「切る文具」がホットトピックだったのはお国柄だなあと。日本ではあらかじめカットされた模造紙を使うことが多いですが、諸外国ではロール紙が主流なことと、国内移動も飛行機が中心で、でもいちいち預けてられないみたいな事情があるのでしょうね。

刃物は原則的に機内持ち込み禁止なのはご存じかと思います。しかし実は刃渡りが短いものや刃がカバーされているものの一部は国内線への持ち込み可能です。

※保安検査場ではあらかじめバッグから出して、検査員に見せてくださいね。
※国際線にはいっさい持ち込みができません。
<ご参考:念のため公式でご確認を>

JAL - カミソリ(電気カミソリ)・ハサミ・爪切りは機内に持ち込めますか。

Q&A詳細ANA

What Can I Bring? | Transportation Security Administration TSA(US国内の規準)

 

機内持ち込みできるような小型のはさみ類は持ち運びに便利=ファシリテーターに便利ということ。私も携帯用のはさみをペンポーチに入れてあります。テープを切るのに便利ですし、ちょっとした紙工作をグラフィックに貼り付けて演出するのも楽しいもの。

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これは順位発表に合わせてメダルっぽいのを貼ってみました。あ、お菓子の袋を切るのにも便利ですねw

では商品のご紹介。まずは愛用品の「フィットカットカーブ ツイッギー」。

プラス はさみ 携帯タイプ フィットカットカーブ ツイッギー ブラック 34-583

プラス はさみ 携帯タイプ フィットカットカーブ ツイッギー ブラック 34-583

 

私自身ときどき飛行機に乗りますが、このはさみは持ち込みできています(もし引っかかったら放棄する覚悟で持ち込んでいますが……)。
なんといっても切れ味がいいし楽なのですよね。ベルヌーイカーブ刃、おそるべし。自宅のはさみも全部買い換えてしまいました(キッチンばさみも!)。キャップをとればすぐ使えるし、片手で刃の解放・ロックが簡単にできるのがポイント高いです。

以前使っていたのはレイメイ藤井の「ペンカット」。ただこちらは持ち手を引き出すワンアクションが手間に思えてファシリテーションの現場では使わなくなってしまいました(会社置きにしてる)。

レイメイ藤井 はさみ ハサミ ペンカット グリーン SH601M

レイメイ藤井 はさみ ハサミ ペンカット グリーン SH601M

 

スムーズに利用することを考えると、サンスター文具の「スティッキール」もいいのかな。

 

USの皆さんはカッターが主流みたいです。素早くロール紙を切り取るにはカッターのほうがいいのかもしれません。
紹介されていたのは3Mのペーパーカッター。 

3M スコッチ 安全設計ペーパーカッター 14-TB

3M スコッチ 安全設計ペーパーカッター 14-TB

 

カバーの間に紙を挟んですーっとスライドする方式。これで大きなロール紙をぴーって切るのを想像するとなんだか楽しそうですよ! ロール紙を使う機会があれば買っちゃうかも。


もう一つ、OLFAのタッチナイフをオススメしていた方もいましたね。ロングセラーの懐かしさ。 

オルファ(OLFA) タッチナイフベンリー 171ST

オルファ(OLFA) タッチナイフベンリー 171ST

 

ただ、これは刃渡りが短いとはいえ刃先がとがっているので飛行機ではもしかしたら引っかかることがあるかも? 

いずれにせよ「切る」文具をひとつ持っておくと工夫の幅がひろがるのでオススメです。

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お知らせ:全国フォーラムに登壇するですと!

10/22に東京で開催される『ビジュアルファシリテーションフォーラム』に登壇することになりました。

www.vfforum.com

これがね、文具についてお話しするのではないのですよw
地域での実践者という立ち位置でお話しさせていただきます。
どのセッションもたいへん豪華な実践者であふれています。描く人、描かない人、どちらの立場からも「なんか気になる」という方にぜひお越しいただきたいと思います。

それから、もうひとつお知らせがございます。

こっそりと個人のポートフォリオ的なサイトを立ち上げました。まだ内容全然なくてほぼティザーサイトですが、こちらはもう少しまじめに考えたことも書いていこうと思っていますので、生暖かく見守っていただけましたら。

https://www.onyourmarkers.com/

以上、単なるお知らせでございました。(お知らせなのでこのエントリはフォーラム終了後くらいに削除します)

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理想の「ファシリテーションのファシリティ」についてがっつりお話しして考えたこと

ファシリテーションが売り物のコンサルティングファームケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズさん、当ブログが気になる方だとご存じの方も多いのでは。私も社員の方の著書やブログなど拝見してすごいなー、書いてるなー、こういう感じに仕事やりたいよねーなどと思っていました。
そしたらなんと、そのケンブリッジさんのオフィス移転に関するディスカッションに呼んでいただきました。ブログやTwitterをご覧になって、ファシリテーションに適したオフィスを作るのなら「ファシリテーション文具エバンジェリスト」の話も聞くとよさそうだということで。いやあ変な肩書き、名乗っておくものです。

情報はオープンでOK! ということですので、そのとき考えたことを書いておこうと思います。楽しかったので長文です。
移転にあたっての背景は、白川さんのブログでどうぞ。

blogs.itmedia.co.jp

Neulandさすがです

私が呼んでいただいたのは「新しいオフィスでどういうファシリテーションの道具を備えるか?」というディスカッション。コンセプトや基本設計は決まっていて、壁の素材や備え付ける設備などを決めていくための時間でした。例えば、壁をホワイトボードにするならどんな素材? マーカーは何を使う? みたいなことを「大物から小物まで」総合的に考えようということです。

結果からいうと、5時間ほどのディスカッションで決めるべきことは決まり、ケンブリッジさんらしいしつらえの方向性が出たように思います。ここに施工会社さんのプロの目線が加わって、そうとう使いやすくてステキなオフィスになるのではないかしら。「ステキ」というのは意識高くキラキラ、という意味ではなく、書く(描く)ファシリテーターにとって「漲る!」方向性ですね。というわけで思いっきり書きまくって、お掃除が楽で、というグッズをご紹介させていただきました。漲る文房具。漲る壁。

それにしても「こんなのないかなー、作る?」って考えた物がNeulandにはけっこう揃っています……やはり恐るべしNeuland(そして会社の備品として買うなら「あり得る!」お値段ということに気づきました)。
例えばこんなのとか(画像:NeulandPDFカタログより)。f:id:nummy:20170906214539p:plain

自分を知っていればいろいろうまくいく

たった半日参加して、こんなに楽しく決まるディスカッションができたのはなぜか? と帰りの新幹線の中で考えていました。
それはやはり、自分たちが新しいオフィスをどう使いたいのか? がすでに議論されていて、決まっていたから。それは、自分たちのワークスタイルが確立していて、しかも言語化されているからに他ならないからじゃないかと、それが今のところの結論です(いやもちろんファシリテーションもすばらしかった)。

悲しいことに、施設を作ってもあまり使われていない、作ってからどう使うか決める、なんなら放置、みたいなお話も界隈ではときどき耳に入ります。私は「よい道具は人の行動を決めてくれるから楽にやりたいことを実現できるよ」という主義ですが、それも「やりたいこと」があっての話。やりたいことがはっきりしていないのにいい道具を持ってもあんまり意味はないのだろうなあ。いい道具を使ってみたいからこれをやる、みたいなのも嫌いじゃないですけど、それは例外ですよね。
逆に、オフィス移転を考えるときはワークスタイルや自分たちの強みを改めて考えるいい機会になるのかもしれないですね。たぶん、従来と何かが変わった時に引っ越しを考えるのでしょうから。

f:id:nummy:20170906214830j:plain

個人的には目標がひとつ達成できたぞ

当ブログを立ち上げた理由のひとつに「ビジネスの現場で、場面に適した文具を使ってもらいたい!」という想いがありました。特に共同作業の場で、多くのビジネスパーソンが道具に無頓着なのがとても気になっていたのです。「必ず『プロッキー』をご用意くださいね」とお願いしているのに、油性マーカーを新しく買ってしまう、そんな世界はもう嫌だ。だから「こういう場面にはこういう理由でこの文具が向いているだろう」ということを発信したかったのです。
ケンブリッジさんはもちろんそんなレベルは超越していて、それでもなお「ファシリテーション文具のことを聞いてみよう」と思ってくださったわけで、ほんとうにうれしい限り。ケンブリッジさんがお客様にファシリテーションを伝えれば、いっしょによい道具も伝わるわけです。最高か。

今後も「モノ」を使って「いい世の中になる」ことをじわじわ考え続けよう、と思う一日でした。

 

課題図書(私は読んだ!)。 

業務改革の教科書―成功率9割のプロが教える全ノウハウ

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